観光パンフレット――。
それは、地域の魅力を一冊に凝縮した“観光の顔”です。
しかし、こんな悩みをよく耳にします。
・「予算をかけて作ったのに効果が見えない」
・「配布しても最後まで読まれない」
・「写真や情報を詰め込んだだけで、旅につながらない」
では、どうすれば 「手に取られ、読まれ、行動につながる」観光パンフレット になるのでしょうか。
ここでは、私たちが実際に手がけた観光プロモーションの事例を交えながら、その作り方を解説します。
1. “情報量”より“編集力”で勝負
とある観光協会様からご相談いただいたとき、最初にいただいた資料はA4数十ページ。
名所の写真やイベント情報がびっしり並んでいました。
しかし、読者目線に立つと「どこから見ればいいのか分からない」という状態。
そこで、雑誌編集経験を持つスタッフが構成を整理。
・情報を3つのテーマに絞り込み
・大きな写真で臨場感を出す
・一目で“行きたい理由”が伝わる見せ方に
結果、配布後に「パンフレットを見て来ました」という声がイベント参加者から寄せられたのです。
👉 教訓:パンフレットは“情報の多さ”ではなく“編集力”が命。
2. 感性に響くデザインと女性視点
別の事例では、ターゲットが「30〜40代の女性旅行者」。
ここで重要なのは、数字や統計ではなく “共感を呼ぶ感性” でした。
制作にあたったのは、女性スタッフを中心としたチーム。
「このカットならSNSに載せたくなる」
「この色合いなら旅のワクワク感が伝わる」
そんな感覚を活かしてデザインを仕上げた結果、パンフレットがInstagramに投稿され、自然に拡散が広がっていきました。
👉 教訓:観光ターゲットに近い視点を持つスタッフが関わることで“共感の連鎖”が生まれる。
3. 紙から広がる“一気通貫プロモーション”
パンフレットを作って終わり――。
それではせっかくの地域資源が活かしきれません。
実際に、ある自治体様ではパンフレットを起点に以下を展開しました。
・パンフレットと連動したランディングページを制作
・紙面と同じ世界観の動画を公開
・観光イベントのタイミングでSNS広告を運用
このクロスメディア施策により、イベント来場者数が前年より大幅にアップ。
担当者からは「紙だけでは届かなかった層に情報が届いた」との評価をいただきました。
👉 教訓:紙媒体はスタート地点。WEBや動画とつなげることで集客効果は何倍にも広がる。
4. 行きたくなるパンフレットの条件
事例を通じて見えてきた成功の共通点はシンプルです。
✅ 情報を削ぎ落とし、ストーリーで見せる編集力
✅ 感性に響くデザインと共感視点
✅ 紙とWEB・動画・SNSをつなぐクロスメディア設計
この3つを押さえたとき、パンフレットは“読むだけ”ではなく“行きたくなる”ものへと進化します。
まとめ:地域の未来を動かす第一歩に
観光パンフレットは、単なる配布物ではなく 地域のブランドを育てる武器 です。
福岡・大阪・東京に拠点を持つ ART&旭(株)旭高速印刷では、編集・デザイン・WEB・動画・SNS運用まで社内一貫体制で手がけています。
印刷機械を持たない“デザイン会社”だからこそ、企画・編集の力で「伝える」を「魅せる」に変えることを大切にしています。
一冊のパンフレットから、地域の物語は大きく広がります。
「もっと成果につながるパンフレットを作りたい」と思ったときは、ぜひご相談ください。
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